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一章 何かを守るために 1
リアンが目覚めたのは、知らない部屋だった。しばらくぼんやりと木の天井を見上げていたが、すぐに言い知れない恐怖を感じて、リアンは跳ね起きた。
だが、別に体は縛られておらず、なにかに見張られているわけでもなかった。快い風が大きな窓から流れてくる。リアンはほっと息をついた。危険な場所ではなさそうだ。
「気がついたかい・・・?」しわがれた声がし、驚いて振り返ると、穏やかな表情の老人が微笑みかけている。
「あ、あの。あなたはどなたですか?それに、ここはどこなんですか?私は、どうしてこんなところに・・・?」
「落ち着きなさい。私は、カイト=クオールズ。ここはザンカ国のクルの村。君は私のひ孫が連れてきた。」
ゆったりとした口調を聞く内に、空回りしていた思考がようやくまとまってきた。
わたしは「赤の騎士」たちから逃げていた。だが追い詰められ、火炎の魔術を受けて気を失った。そういえば、魔術を受ける直前に、男の子の声がした。この老人のひ孫は、その声の主だったのだろうか。
回想にひたっていたリアンに、老人が水と大きい黄色い実の入った盆をすすめた。乾ききったのどに冷たい水と甘酸っぱい果汁が流れ込むのは快かった。
リアンが食べ終わった時、窓からガンッとなにか硬いものを踏みつけたような音がした。
「帰ってきたか・・・遅かったな」老人が言うと同時に、開け放たれていた窓から少年が飛び込んできた。
「たっだいま・・・って復活してやがる!!なんで!?」
唖然となるリリスを見て、少年はいきなりそう叫んだ。
だが、別に体は縛られておらず、なにかに見張られているわけでもなかった。快い風が大きな窓から流れてくる。リアンはほっと息をついた。危険な場所ではなさそうだ。
「気がついたかい・・・?」しわがれた声がし、驚いて振り返ると、穏やかな表情の老人が微笑みかけている。
「あ、あの。あなたはどなたですか?それに、ここはどこなんですか?私は、どうしてこんなところに・・・?」
「落ち着きなさい。私は、カイト=クオールズ。ここはザンカ国のクルの村。君は私のひ孫が連れてきた。」
ゆったりとした口調を聞く内に、空回りしていた思考がようやくまとまってきた。
わたしは「赤の騎士」たちから逃げていた。だが追い詰められ、火炎の魔術を受けて気を失った。そういえば、魔術を受ける直前に、男の子の声がした。この老人のひ孫は、その声の主だったのだろうか。
回想にひたっていたリアンに、老人が水と大きい黄色い実の入った盆をすすめた。乾ききったのどに冷たい水と甘酸っぱい果汁が流れ込むのは快かった。
リアンが食べ終わった時、窓からガンッとなにか硬いものを踏みつけたような音がした。
「帰ってきたか・・・遅かったな」老人が言うと同時に、開け放たれていた窓から少年が飛び込んできた。
「たっだいま・・・って復活してやがる!!なんで!?」
唖然となるリリスを見て、少年はいきなりそう叫んだ。
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